今回のレビュー作品

成年コミックの大御所、きい先生の『不完全マーブル』を紹介します。
管理人のイチオシポイント

きい先生3冊目の単行本。
学生たちが主役の物語で、もちろん、制服も登場します。

胸に染み渡る甘酸っぱい青春エッチが特徴ですね。
ラブコメの波動を感じて棟がキュンキュンします。

陰毛へのこだわりも特徴的。
リアルさ重視の作風となっているが特徴ですね。
丁寧に書き込まれていて熱を感じます。
収録作品
全9話収録
- 日陰の詩
- あきらちゃんはどうしてもチンチンをなめたい
- あきらちゃんはどうしてもチンチンをいれたい
- 優惑
- ヒメ ハジメ
- turn
- 六月の雨の夜に
- ビビってねーし!
- カサブタ
サンプル画像
サンプルを…
レビュー
待ち望んだ3冊目の単行本
雑誌「快楽天」の表紙を飾ることも多い『きい先生』。前作から4年、単行本の発売を楽しみにしていた人も多いはず。
やむを得ない事情があった様子ですが、単行本を発売するという形で元気であることを示してくれてファンとしては嬉しい、その言葉に尽きます。
お話の特徴は純愛ながらべたべたなあまあま展開ではなく、独自の甘酸っぱいストーリーが特徴です。
ヒロインたちはその柔らかいタッチで、思春期、若さを感じます。しかしその中に眠る色香も見逃せません。
甘い、酸っぱい、苦い、そんな青春真っ最中を地で行きながら、終始ヒロインが先手を打ってくる展開です。

広義では純愛のカテゴリに入ることは間違いないでしょう。
でも、先生の作品は若さゆえの青春を感じる関係が最大の魅力。
こだわりの陰毛
好き嫌いが分かれるであろう陰毛の描写。2次元エロ作品がイラストにおいて独自のカテゴリーが用意される領域です。
マンガを成立させるうえでは無くても良いものであることは間違いありません。しかしその丁寧なリアルさ重視の描写は先生のこだわりを強く感じます。

そのこだわりは表紙でも確認できます。
個人的には好きな描写なので、素直に嬉しいですね。
登場人物の心の揺れ動き
登場人物の多くは学生。そのため言葉、行動共に少々不器用な一面が目立ちます。
ヒロインのアプローチも個性的。エッチでも初めて、経験不足故のたどたどしさがあり、そこが堪らなく、青春だなと感じました。
まさに甘酸っぱいを具現化したエロ漫画なのです。
陰キャである男女がセックスで深い関係となる日陰の詩は、全てにおいて未熟な2人が紆余曲折しながら心と体が繋がるこのマンガの代表作です。
このお話はFANZAやDLsiteで無料で読めるのでこの機会にぜひご一読ください。


無料で読めるので、試し読みに持ってこいです!
気に入ったら単行本に手を取ってね。
制服ギャルが登場するビビってねーし!
個人的な一番好きな話。ヒロインは金髪の制服ギャルです。好きな属性マシマシで堪りません。
肝試しでお漏らししたヒロインと仲良くなり最終的には恋仲になります。全体的に明るい雰囲気でさわやかな読了感があるのが好みでした。
石川シスケ先生とのコラボ作品でもあります。

最初こそ余裕ありげな顔ですが、話が進むごとに色っぽい表情でこちらを虜にしてきます。
カサブタの存在
収録話の中で苦みのあるのがこの『カサブタ』。明るい話が多い中で嫉妬をテーマにした恋愛の残酷さを感じるマンガです。
若さゆえの過ち、ヒロインにとっては救いのある話ではなく欲望と嫉妬のはけ口にされてしまいます。
1話だけ紛れ込んだ毛色の違うお話ですが、この話の存在が単行本全体を見たときに飽きの来ない、スパイスとなっています。結果的にマンガで楽しめるシチュエーションが増加しました。

一種のアンチテーゼのような展開でした。
『強い光あるところまた影は色濃くなる。』
このお話があるから、他もまた素晴らしいものとなるお話…
まとめ
絵がきれいで読みやすい、しかしエッチは激しい、そんなエロマンガです。
どことなくリアル感(絵、ストーリー)が漂う学生たちの青春劇が好きな人には堪らないでしょう。
このマンガが気に入ったのは、やはり心の描写をしっかり描いていることでしょう。この心情描写がいるから熱烈なファンがいるのかもしれません。
総じてバランスがいいマンガです。純愛でクセもなく、多くの人から支持を受けやすいエロマンガです。

作品概要
注意点(賛否両論)
- 陰毛の描写。
評価点(長所)
- きい先生はエロ漫画界の大御所
- 収録作品に外れが無い
- お話が純愛で甘酸っぱい青春物語
- あまあま/ラブラブとは少々異なる
- 抜けつつ、胸を打たれる、心に響くお話、これが甘酸っぱさに通じる
- 一部を除き学生同士のからみ
- 学生好き、制服フェチには堪らない話が多い
- 最初から恋人の関係ではなく、セックスを通して仲が進展するお話も
※ジャンルは販売サイトの情報を参考に、管理人が独自に設定しています。
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